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長くつ下のピッピ

今日のおすすすめは『長くつ下のピッピ』(リンドグレーン作・大塚勇三訳/岩波書店)です。
皆様ご存知の“世界一つよい女の子”ピッピ・ナガクツシタのおはなしです。
いじめっこを懲らしめたり、家に入ったどろぼうとポルカを踊ったり、
魅力あふれるピッピに夢中になった方も多いのではないでしょうか。

今回あらためて読んでみて、この本の魅力は、
ストーリーにもまして、ピッピのことばにあったことを知りました。

訳者は、ドイツ語版や英語版で略された“しゃれ”の部分も、
すべて訳したそうです。
ピッピならきっとこう言うにちがいないと、
ていねいに一語一語、もらさず訳してくれたから、
日本語版の読者は、こんなに心躍る気持ちを味わえたのだと思います。
その幸運に今回気づきました。

でも、誰よりピッピを楽しんだのは、訳者のようです。
「こんなにゆかいな、いさましいピッピと、
翻訳ということで、ながいことおつきあいするのは、
ずいぶんたのしい仕事でした」
そして、
「だいすきなピッピが、どうか、
みなさんにとってもしたしい友だちになりますように」
とあとがきにあります。

原作を愛し、こんなに大事にことばをつむぐことができるのが翻訳者なら、
なんとすてきな仕事だろうと思います。

再読もおすすめしたい一冊です。
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